洗面台の「最上級ライン」商品だけを比較しました!

「洗面台って、どれを選んでもあまり変わらない気がする」
そんなふうに感じている方、意外と多いのではないでしょうか。
たしかに、キッチンやお風呂ほどはメーカーごとの違いが目立たないのが洗面台。
ですが「最上級ライン」になると、その印象は変わってきます。
手をかざすだけで操作可能なタッチレス照明、使いやすさにこだわったボウル形状、細々したものを受け止める収納力など。
毎日使う場所だからこそ、ちょっとした工夫がうれしいポイントに。
今回は、そんな「最上級ライン」だけをあつめて、各メーカーの特徴をご紹介します。
ぜひ、暮らしに合う洗面台を見つけるヒントにしてみてくださいね。
INDEX
比較する水まわりメーカー&商品はこちら!
水まわりメーカーではグレード別に洗面台の種類(商品名)が分かれています。 今回のコラムではきがえる水工房で施工数の多い人気商品に絞り、上級グレード商品をご紹介します。
リクシル「LUMISIS(ルミシス)」

上質なデザインと機能性を兼ね揃えたシリーズ。
ホテルライクなデザインを得意とし、その使用感も好評です。
ルミシスではデザインバリエーションが多く、実はキッチンと同じ「セラミックカウンター」も選べます。
さらに、木目といったナチュラルな色柄で上品さを感じるコーディネートも可能。
気に入るデザインが見つかる可能性が高いですよ。
もっと詳しく!リクシル「LUMISIS(ルミシス)」の紹介はこちら
パナソニック「LASYS(ラシス)」

ラシスも上質なデザインと機能性を兼ね揃えていることもあり、ルミシスと比較検討される方が多いシリーズです。
高級感あふれるデザインやお手入れしやすい素材の使用はもちろん「カスタマイズ可能な柔軟性」もラシスの魅力。
カウンターの幅は1ミリ単位でオーダーが可能です。
そんな文字通りぴったりな洗面台をご自宅に取り入れられます。
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TOTO「ESCUA(エスクア)」

エスクアも上質なデザインと機能性を兼ね揃えているモデルです。といっても、ちゃんと他メーカーとの違いがありますよ。
エスクアではキッチンと同じく「クリスタルカウンター」の選択が可能。ルミシスやラシスとの違いがでる、透明感のある軽やかな上質さを感じます。
また、TOTOおなじみの「きれい除菌水」の使用も可能。手洗いや歯ブラシなど、菌が気になる場面が多い洗面まわりだからこそ、除菌水が活躍します。
ウッドワン「無垢の木の洗面台」

これまで紹介した3メーカーと大きく方向性が異なるのが、ウッドワンの「無垢の木の洗面台」です。
名前の通り、無垢の木材を収納扉やカウンターに採用。劣化ではない、経年変化に色合いや風合いの変化を楽しめる洗面台です。
他にも、美濃焼タイルを使用したカウンターなど、これまでの既製品では選べなかったデザインが充実。
ホテルライクよりもカジュアルなデザインですが、素材を活かした洗面台もまた違った使用感の良さを体感できます。
中級ライン商品との違いは?押さえておきたいポイント!
中級ラインと上級ラインの洗面台では「どこがどう違う?」と感じやすいですよね。
そこで、洗面台の違いがでやすいポイントをご紹介します。
[素材感]


上級ラインでは、高級人造大理石やセラミック、無垢材など重厚感や高級感がある素材のラインナップが充実。
一方、中級ラインではスタンダードな人造大理石やメラミンの使用が一般的。
実用的ですが控えめな質感なため、ホテルライクのようなデザインを希望する場合は物足りない印象を受けるかもしれません。
[デザイン性]


上級ラインではホテルのような洗面台を目指しやすく、オリジナル家具のように細かい寸法指定が可能な場合も多いです。
一方、中級ラインではベーシックなデザインが中心。サイズも決まったデザインが多いため、自宅の設置スペースに合わせた商品の選定が必要です。
[収納力]


上級ラインでは、大容量収納や分別収納など充実。使ってみるとこの収納力の差に使用感の違いを感じることも多いです。
一方で、中級ラインの収納機能は最低限。キッチンのように収納量をカスタマイズできないので、収納量が足りないというお声は多いです。
[カウンター形状]

上級ラインでは、ボウルとカウンターが一体化したものから、カウンター上にボウルを配置した「ベッセル型」も選択可能。
一方で、中級ラインではボウルとカウンターが一体化したデザインのみの場合がほとんどです。
以上が違いがでやすいポイントでした。
上級ラインでは、洗面台そのものが「空間の主役」になるような存在感のあるデザインが充実。
一方で、中級ラインでは基本的機能の充実&清潔感があり、コスパが良い印象です。
ただ、中級ライン洗面台ではキッチンやお風呂の中級ラインの時よりも、デザインやサイズといった選択肢がぐっと絞られており、コーディネートの自由度は低めです。
その内容に物足りなさを感じられる場合は、上級ラインを検討してみることもおすすめします。
最上級ライン『ならではの特徴』を比べてみました!
では、ここから最上級ラインの洗面台をメーカー別にご紹介します。 それぞれの商品がもつ見逃せない特徴をピックアップ。 是非、比較検討の際にお役立てください。
リクシル「LUMISIS(ルミシス)」のチェックポイント
3つのカウンターデザインから選ぶ
中級ラインの洗面台ではカウンターと洗面ボウルが一体となったデザインのみ、というケースが一般的。
一方、ルミシスでは、3つの洗面カウンターパターンからデザインの方向性を選べます。
1つ目のデザインは、お馴染みの「洗面ボウルとカウンターが一体タイプ」

ボウルとカウンターにつなぎ目がないような、シームレスなデザインはやはりお手入れがしやすいです。
また、中級ラインとデザインが変わらない?といった心配も御無用。
ボウルやカウンターの素材で違いが出せますよ。
2つ目のデザインは、ドレッサーのような印象の「カウンター上に洗面ボウルをのせるベッセルタイプ」

このようなデザインを見たことある方も多いのではないでしょうか。
一体型タイプよりも「洗面台」っぽさが軽減し、家具のような印象が強いベッセルタイプ洗面は、洗面室の雰囲気を一変させます。
3つ目のデザインは「ハイバックベッセルタイプ」

聞き慣れない名前なのは当然、こちらはルミシスでしか選べない洗面ボウルです。
ベッセルタイプのデザイン性の高さと、ボール一体型タイプの清掃性の高さも兼ね揃えた、それぞれの良いところをとったルミシスならではのデザイン。
ハイバックベッセルタイプについて詳しくは、下記でご紹介するので要チェックです。
こうして希望するイメージに合わせてデザインの方向性を決めていけるのがルミシスの特徴。
同じルミシスでもデザインの違いでしっかり個性を出せますよ。
ハイバックベッセルボウル

「ハイバックベッセルボウル」とは、リクシル独自のセラミック技術でシャープなエッジと流れるようなカーブを組み合わせた美しいボウルデザインです。
このような洗面ボウルデザインは、他メーカーにはありません。
ハイバックベッセルボウルは、ゆったりとした広さが魅力。水じまいの良い213mmの立ち上がりにより作業性に配慮しています。
使ってみるとわかるのですが、ベッセルボウルは周囲に水ハネしやすいのが難点。ですが、立ち上がりがあることで水ハネ対策が可能です。

また、手元のカーブ形状は、手洗いや洗顔などのアプローチを容易にします。
洗顔時のボウルの縁に手首があたる感覚がやさしいですよ。

さらに、ボール内部は緩やかな形状なので、少量の水でつけ置きができます。こうした実用性の良さも好印象です。
ベッセルボウルの使い勝手に心配な方は「ハイバックベッセルボウル」を検討してみてくださいね。
熱や傷に強いセラミックカウンター

キッチン・リシェルでおなじみのセラミックカウンターをなんと洗面台でも選択可能。
人気の高いデザインを洗面空間でも取り入れられるのはうれしいですね。
セラミックカウンターの特徴である焼き物ならではの表情は、汚れはもちろん、傷にも強く、美しさを保ちます。
例えば、熱に強いので熱による変色や変形がなく、アイロンの作業台やドライヤーを置いても、安心してお使いできます。
また、表面硬度が高いのでハサミなどを置いても傷がつきにくく、いつのまにかつきやすい線状の傷が入りにくいのは助かります。
セラミックカウンターは汚れにも強いので、化粧水やファンデーションが染み込みにくく、軽く拭くだけのお手入れで大丈夫。
その重厚な高級感が人気のセラミックを、洗面空間でも取り入れてみませんか?
洗面でも使えるタッチレス水栓

キッチンのお馴染みのタッチレス水栓ですが、洗面台にも取り入れることが可能です。
洗面こそ汚れた手で触れたくない場面が多いもの、キッチンのようにタッチレス水栓が活躍する場なのではないでしょうか。
ちなみに、リクシルのタッチレス水栓は上級ラインのルミシスだけでなく、中級ラインのクレヴィでも選択可能です。
キッチンほど認知度が広がっていない洗面のタッチレス水栓ですが、採用の機会は広がっていますよ。
洗面用のタッチレス水栓では、自動吐水と手動吐水との切り替え操作が不要。
水栓に触れずに、手を差し出すだけでセンサーが感知し自動で水を吐水します。
商業施設等では自動吐水水栓は主流となっていますが、その便利さをご自宅で体験できますよ。
また、花瓶の水汲みといった際には、ハンドル操作で連続吐水が可能です。
水の量を調整したい時などは、切り替えなしにハンドル操作を使用。
シーンに合わせて使い分けられるのは非常に便利です。
パナソニック「LASYS(ラシス)」のチェックポイント
タッチレスで照明のON/OFFが可能

「美ルック ツインラインLED照明 タッチレス調光・調色タイプ」では、手をかざすだけで点灯・消灯が操作できます。
鏡面に手を近づけることで操作ができますよ。
汚れた手でも気にしなくて大丈夫なのは助かりますね。
この鏡面で操作する仕様と、調光・調色タイプはラシスだけです。
電球色のリラックス効果のある照明に調色することで、眠る前のスキンケアタイムにもぴったりな明るさに調整できます。
スッキリ家電収納


ラシスでは洗面まわりの収納が充実。
毎日使う美容家電を使いやすく、スッキリと収納が可能です。
大きなヘアドライヤーやシェーバーもといった、置き場所に困る大きな美容家電を出し入れしやすく、たっぷりと収納ができます。
注目ポイントは、使用後に余熱のあるヘアアイロンをすぐに引き出しにしまえます。
冷めるまで外に出しておく→しまい忘れる。といったよくあることを防げる、ちょっとした工夫が助かります。
隙間を作らず、美しく収まる



ラシスの洗面プランでは、空間に合わせて壁から壁へぴったりと収まります。
というのも1ミリ単位でサイズオーダーが可能、わずかな隙間も作らずにフィットします。
洗面まわりが水がかかることもあり、わずかな隙間でも避けたいもの。
こうした希望は多いのではないでしょうか。
さらに、洗面カウンターだけでなく収納キャビネットや天井対応のフィラーの用意もあり。
天井や壁との間でも気になる隙間を作りません。
洗面台+ドレッサーとしても使える



ラシスでは洗面機能だけにおさまらず、メイクやスキンケアを行う「ドレッサー」機能を洗面台に付帯できます。
洗面台にコスメカウンターやコスメ引き出しを組み合わせたり、フットケア台のオプション設置も可能。
洗面からメイクまで一連の流れを居心地良く、ラシスで完結可能です。
TOTO「ESCUA(エスクア)」のチェックポイント
クリスタルカウンター



エスクアではキッチン・クラッソと同じく「クリスタルカウンター」を選択可能です。
透明感のあるクリスタルカウンターは洗面台の清潔感を高め、上質ながら爽やかな空間に仕上げます。
ルミシスやラシスとの違いが大きいポイントなので、エスクアを検討の際はクリスタルカウンターにもご注目ください。
間接照明による演出

エスクアでは一面鏡を選択した場合、照明は間接照明仕様となります。
洗面台自体の照明では、眩しいことってありますよね。実はあまり使わないという方も多いのではないでしょうか。
間接照明によって柔らかな光で洗面周りを照らすので、眩しさを回避する目に優しい照明ですよ。
また、エスクアの照明でも「タッチレス照明」の取り扱いがありますので要チェックです。
きれい除菌水を洗面台に

TOTO製品でお馴染みの除菌効果がある「きれい除菌水」
洗面台にも専用水栓を設置可能です。
手の除菌だけでなく、歯ブラシに除菌水をかけて清潔に保ったり、ぬめりがつきやすい排水口部分に除菌水をかけておくなど、洗面周りでも除菌水が活躍します。
また、「きれい除菌水」はエスクアだけでなく中級ラインのオクターブでも選択可能。
ですが、他メーカーにはない機能なので、上級ライン洗面台で比較検討する際のポイントになります。
ウッドワン「無垢の木の洗面台」のチェックポイント
これまでご紹介した洗面台と雰囲気が大きく異なるのが、ウッドワンの「無垢の木の洗面台」
ホテルライクというよりも、ナチュラルな印象が強く、素材の味わいを活かしたシリーズです。
無垢の木を使ったキャビネット


キャビネット扉には無垢の木を使用し、天然素材の温かみをふんだんに活かしています。
無垢の木なので使っていく中でゆったりと変化していく表情や色合いもまた魅力ですよ。
デザインは框入りやフラットがあり、全4種類の中から扉デザインを選べます。
これまでに紹介した他メーカーでは選べない仕様であり、ホテルライクのような高級感ではありませんが、自然素材を使った別の意味での高級感を感じます。
既製品では珍しいタイルカウンター



ウッドワンの洗面台では、タイル仕上げのカウンターを選択可能。
これはメーカーの既製品洗面台ではなかなか選べない仕様なので注目です。
また、選べるモザイクタイルの種類は全8種類。
日本を代表する陶器の1つ、伝統的な美濃焼の製法で作られたタイルは、良質のタイルだけを使われておりカウンターを豊かな表情で彩ります。
セラミックカウンターやクリスタルカウンター、人工大理石とはまた違う素材感を味わえるカウンターはいかがでしょうか?
きがえるからのアドバイス!上級ライン洗面台ならではのメリット
以上、各メーカーの最上級ライン洗面台をご紹介しました。
気になるモデルは見つかりましたか?
「どの洗面台も似ている」「選べるプランが限られている」
そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、それはあくまで中級グレードまでの話。
上級ラインになると、空間に合わせて素材やカラー、カウンター形状、水栓まで自由にプランニングできるものもあり、「洗面台を選ぶ」から「空間をつくる」へと視点が変わってきます。
さらに、タッチレス照明や除菌機能など、毎日の暮らしを快適にしてくれる機能も充実。
毎日使う場所だからこそ、自分や家族のライフスタイルに合った「使い心地のいい洗面空間」を選んでみてはいかがでしょうか?
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